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雍和宮

チベット仏教ゲルク派の寺院、雍和宮です。

 

Wikipedia:

雍和宮 (日本語表記)

雍和宫 (中国語簡体表記)

 

雍正帝 (日本語表記)

雍正帝 (中国語簡体表記)

 

ゲルク派 (日本語表記)

格鲁派 (中国語簡体表記)

 

ツォンカパ (日本語表記)

宗喀巴 (中国語簡体表記)

 

燃燈仏 (日本語表記)

燃灯佛 (中国語簡体表記)

 

多羅菩薩 (日本語表記)

多羅菩薩 (中国語簡体表記)

 

甘珠爾 (中国語簡体表記)

 

丹珠爾 (中国語簡体表記)

情報

北京では最大かつ状態のよい、チベット仏教ゲルク派の寺院です。 清の第 2 代皇帝である康煕帝が子供の胤禎 (のちの第 5 代皇帝である雍正帝) のために 1694 年に建てた貝勒府が、胤禎が 1708 年に和硯雍親王になったために王府として再建され、雍親王府呼ばれるようになりました。 1723 年には雍正帝になり、半分をチベット仏教のために提供したのが雍和宮の始まりです。

 

三大絶妙と呼ばれる仏像が置かれています。 白檀でできた万福閣の弥勒像=曼荼羅仏、合金でできた法輪殿の阿羅漢=五百羅漢山、楠で出来た仏龕です。

雍和宮 Map

雍和宮周辺です。

 

 

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写真

地図です。

西を走る雍和宮大街は再開発で仏具や土産を売る店が大量に並んでいます。

 

南端の牌楼です。

しばらく歩きます。

昭奉門です。

昭奉門をくぐって右には鐘楼が、

左には鼓楼があります。

昭奉門の先にあるのが雍和門です。

右側の東碑亭です。

見えにくいですが、石碑があります。

左側の西碑亭です。

こちらも同様です。

雍和門は天王殿に相当する建物で、布袋形状の弥勒菩薩、

広目天、多聞天、

増長天、持国天が、

弥勒菩薩の裏には韋駄天がいます。

その先の中庭にあるのが四体碑亭で、

右側には密宗殿があります。 チベット仏教ゲルク派の開祖であるツォンカパを祀ります。

中央が宗喀巴=ツォンカパ、南側=右側が8人の弟子の1人である喜饒僧格、北側=左側が文殊菩薩です。

内部です。

 

左側には講経殿があります。

中央が密宗殿と同様に宗喀巴=ツォンカパ、北側=右側が白傘蓋仏母、南側=左側が緑度母です。 緑度母は観音菩薩の左目の涙の変化身とされています。

内部です。

 

密宗殿の左に並ぶ薬師殿です。

中央が宗喀巴、南側=右側が薬師如来、北側=左側が無量寿仏です。

内部です。

講経殿の右に並ぶ時輪殿です。

中央が宗喀巴、北側=右側が凱珠、南側=左側が甲曹傑です。

内部です。

奥にあるのが全体の名前にもなっている正殿、雍和宮です。

中央が釈迦牟尼、西側=左側が燃灯仏、東側=右側が弥勒菩薩、周囲を十八羅漢が取り囲んでいます。

中央が釈迦牟尼、

右が弥勒菩薩、

左が燃灯仏です。 三世仏ですが一般的な三世仏とは構成が異なります。

すぐ北側にあるのが永祐殿です。

中央は無量寿仏=阿弥陀如来、西隣=左隣が薬師如来、東隣=右隣が観世音菩薩の化身で獅吼観世音とも呼ばれる獅吼仏、西側=左側が緑度母、東側=右側が白度母です。

正面の3体です。

さらに奥にあるのが法輪殿のエリアです。

右側にあるのが東配殿で、鬼神殿とも呼ばれます。

中央が大威徳金剛、南側=右側が地獄主と財宝天王、北側=左側が永保護法と吉祥天母です。 地獄主って閻魔でしたっけ?

内部です。

左側にあるのが西配殿です。 薩殿とも呼ばれます。

中央が釈迦牟尼、北側=右側が大勢至菩薩、地蔵菩薩、虚空蔵菩薩、普賢菩薩、南側=左側が文殊菩薩、観世音菩薩、除諸障菩薩、慈氏菩薩の八大菩薩です。

内部です。

正面の法輪殿です。 もともと雍和宮の寝殿とされていました。 中央が宗喀巴で、その裏側が五百羅漢山、西側=左側が大蔵経である甘珠爾が108部、東側=右側が続蔵経である丹珠爾が207部、置かれています。

宗喀巴です。

法輪殿の右側、東配殿の奥にあるのが班禅楼です。 入り口は北側にあります。

 

今は展示場になっています。

法輪殿の左側、西配殿の奥にあるのが戒台楼です。 入り口は北側にあります。

 

今は小物の展示場になっていて、中央に像があるのですが、写真は撮れませんでした。

法輪殿の奥にある万福閣です。

東側=右側の永康閣、

西側=左側の延綏閣とつながっていて、強烈なインパクトのある建物になっています。

永康閣も

延綏閣も入れないようです。

東側の班禅楼と永康閣の間にあるのが昭仏楼です。

釈迦牟尼と阿南、迦葉の像があるのですが写真が撮れなかったので、

ちょっと覗き見です。

西側の戒台楼と延綏閣の間にあるのが雅曼達嘎楼です。

中央が大威徳金剛、北側=右側が関羽と関平と周倉、南側=左側が降閻魔護法です。

なかなか

ファンキーです。

関羽関連は違うう雰囲気です。

いよいよ万福閣なのですが、写真を撮れません。 入り口付近からです。 弥勒菩薩なのですが、1本の白檀から彫られたという世界的にも珍しい像です。 高さは16mもあるのですが、なんと地下にも8m埋まっていると言われています。

その裏側にあるのが観音洞です。

 

万福閣の奥にある最後の建物、綏成殿です。

中央が白傘蓋仏母、西側=左側が白度母、東側=右側が緑度母です。

内部です。