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四御

三清に次ぐ地位の神、四御です。 玉皇大帝、紫微大帝、天皇大帝、后土娘娘から構成されます。

 

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四御 (日本語表記)

四御 (台灣正體表記)

 

玉皇大帝

事実上の最高神で、三清が天空神として生まれ変わった姿とされています。 また比較的さまざまな場面で登場する神であるため、大量の別名があります。 全ての神を統括し宇宙を治める立場から太上金闕至尊玉皇昊天上帝と呼ばれ、その他一般的には玉皇上帝、玉皇、玉帝、玉皇大天尊、天公、上帝、太一などと呼ばれます。 太平普度皇霊中天至聖仁義古仏玉皇大天尊という長い名前もあります。 儒教では昊天金闕無上至尊自然妙有彌羅至真玉皇上帝、略して昊天上帝とされ、西遊記では高天上聖大慈仁者玉皇大天尊玄穹高上帝という名前で登場し孫悟空に斉天大聖の位を授けたりします。

 

玉皇大帝の像が置かれていない場合でも、道観の入り口によくある大きな線香立てである三柱香が、たいていの場合は玉皇大帝を意味しています。

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玉皇大帝 (日本語表記)

玉皇大帝 (台灣正體表記)

 

台北 慈祐宮 (中央)

 

基隆 慶安宮

 

淡水祖師廟 (三柱香)

 

紫微大帝

北極星が神格化されたものです。 北極星のまわりの紫微宮に住むことから紫微大帝と名づけられました。 斗母元君が紫光夫人として生んだ子供で、同じ四御の天皇大帝の弟にあたります。 弟に北斗七星である貪狼星、巨門、禄存、文曲、廉貞、武曲、破軍がいます。 元始天尊の化身ともいわれ、玉皇大帝の下で天候や星の動きや鬼の統括をするといわれています。 北極紫微大帝、中天北極紫微大帝、北斗真君などと呼ばれます。

 

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北極紫微大帝 (日本語表記)

紫微大帝 (台灣正體表記)

 

斗母元君 (日本語表記)

摩利支天 (台灣正體表記)

 

台北 慈祐宮 (左端)

 

澎湖島 紫微宮

 

天皇大帝

当時北極星付近にあった勾陳が神格化されたものです。 斗母元君が紫光夫人として生んだ子供で、同じ四御の紫微大帝の兄にあたります。 弟に北斗七星である貪狼星、巨門、禄存、文曲、廉貞、武曲、破軍がいます。 玉皇大帝の下で全ての霊を統括をするといわれています。 勾陳上宮天皇大帝、勾陳大帝などと呼ばれます。

 

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天皇大帝 (日本語表記)

天皇大帝 (台灣正體表記)

后土娘娘

四御唯一の女神です。 神農の子孫で黄帝を助ける七天女の1人です。 玉皇大帝の下で全ての土地や陰陽を統括をするといわれています。 后土、后土皇帝、承天效法后土皇地祇、無上虚空空地母至尊などと呼ばれます。

 

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后土 (日本語表記)

后土 (台灣正體表記)

 

七天女 (日本語表記)